生産性向上ブログ

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1Kの部屋でエンジニアの開発環境を整えてみた話

はじまり

一人暮らしを始めてから長らく、自宅に本格的な開発環境というものは整えてこなかった。開発環境というのは、主に机、椅子、モニタといったものである。

理由は簡単で、部屋が狭いから。1Kの部屋にはすでにベッド、テレビ、ソファーやカラーボックスがあって、まだギリギリPCデスクを置けなくもないけど、置いたら誰か人を呼んだりとかはできなくなるので嫌だった。昔からの友人と麻雀したり、飲んだりとかそういうことができなくなるのが嫌だった。

しかし、なぜか最近になってそういうことはどうでもいいかなと考えるようになった。別に、麻雀とか飲みとかなら外でやればいい話だし、そもそも30も近づいてくると周囲が家庭持ちとかになってきて、休日にそんなことやろうと言い出す友人も減ってきた。むしろ、がっつりコードなり文章なり書きたいときにノートPCを膝の上に置いた窮屈な姿勢をとることの辛さのほうが増してきた。

というわけで、簡易的に1Kの部屋で開発環境を整えてみたので、今回はそれについて書いてみる。主に、1Kの部屋でコスパ重視で開発環境を整えるということに主眼を置いている。広いL字型デスク置きたいとか、本格的なアーロンチェア購入したい、みたいな人にはあまり参考にならないと思うのであしからず。

正直そこまで重視するポイントはないけど、あえて書くなら以下のような感じ。

  • 横幅が広すぎない
    • 部屋が狭いので120cm以上とかは置く場所がない
  • 奥行きはそこそこある
  • 違和感のない高さ
  • 外付けディスプレイ、ノートPC、マウス、参考書数冊くらい置いても余裕がある広さ
  • 揺れない

書き出してみたらそこそこ条件あるけど、まぁ物が置ければ材質とかはそんなに気にしない。どちらかというと、値段が安いほうが重要。

そんなこんなでいろいろ調べた結果、IKEAのデスクに辿りついた。

www.ikea.com

↑はイメージ。

IKEAはテーブルトップとか脚とか収納とかを部品ごとに組み合わせて作れる仕組みがあって、自分は上記イメージのLINNENの100cm×60cmのテーブルトップに、脚は上記のADILSじゃなくてOLOVという長さを調整できるやつにした。机の高さが合わないと嫌だったからなんだけど、結局ADILSと同じ70cmに落ち着いたのであまり意味はなかったかも。とはいえADILSは軽くてグラグラするみたいな書き込みをネット上で見かけたのでなんとも言えない。

サイト上の値段はすごい安いんだけど、これにはカラクリがある。IKEAは公式通販をやっていなくて、店に行って直接購入しても配送料が高いのである。おそらく車で買いに来る層がメインターゲットで、配送まわりにコストを割かないからできる安価なのだろうけど、自分みたいなamazonを神と崇めるダメ人間にはなかなか辛い。

しょうがないので、IKEAの通販代行サービスを利用することにした。通販代行サービスは、要は代わりに買って配送手続きをする代わりに、少し本来の料金に上乗せした金額を取ることで利益を稼ぐサービスっぽい。

今回は、IKETCOというところを利用した。最終的には配送料込で7,000円くらい。IKEAのサイト上の値段よりは上乗せされたけど、それでも全然コスパがよいと言える。しかし、サイトの決済まわりの挙動が怪しかったので、多分今後利用することはないと思う。もし利用を考えている人は、自己責任でお願いします。

テーブルトップと脚は別々に配送されるので、自分で組み立てる必要がある。単純なネジ締めのみで下穴もあるのでそこまで大変ではないけど、合計20本くらい締めるので電動ドライバーがあったほうがいいと思う。

自分は↑の安物の電動ドライバーを使ってる。正直、精確にネジ締めしたい人にはおすすめしないけど、カラーボックスとか今回ぐらいの既製品の組み立てぐらいの目的なら十分使えるし危険も少ない。壊れても1,000円だし。注意点は、締め終わった後に空回りする機能がないので、ネジ穴をなめてしまわないように気をつける必要がある。そこまでのパワーもないけど、一応。

最終的に組み上がった机はほとんどぐらつかないし、後述する外付けモニタや、ノートPC、マウス、本数冊ぐらいを置いてもゆったり作業できるくらいのスペースがある。今のところ不満はないと言っても差し支えないレベル。

一点書くと、マウスを使うならマウスパッドは必要。

椅子

椅子はエンジニアならばこだわりどころなのだろうけど、自分にはそんなにこだわりはない。とはいえ、amazonで5,000円くらいで買えるようなやつはさすがに避けたい。上を見ればキリがないので、どれぐらいで手を打つべきかが難しい。

jawsjaws.com

最終的に、↑のサイトで中古のリープチェアHD-2を買った。送料込みで35,000円くらい。

中古だし現物を試座することなく選んだので不安だったけど、現物はかなりきれいで座り心地もよかった。椅子にこだわりがある人とかでなければ十分満足できると思う。

外付けディスプレイ

ノートPCだけだと本格的にコード書きたいときに辛いので、外付けディスプレイも買うことにした。ディスプレイも上を見ればキリがないので、2万円くらいで以下の条件で探した。

  • フルHD以上
  • IPS
  • ノングレア
  • HDMI

いくつか候補はあったけど、amazonや価格.comのレビューを見て最終的にDELLの製品に決めた。

↑の23.8インチが自分の購入時で14,980円。今見たらさらに1,000円安くなってた。

迷ったのがEIZOの製品で、すごい評判いいけど値段的には4万くらいになるのでコスパ重視でDELLに決めた。DELLも十分レビュー評価高かったし。

実際使ってみた感想としては、まったく不満なし。ドット欠けとかはもちろんないし、鮮明できれいなディスプレイ。横幅思ったより広かったので21.5インチでもよかったかもしれないけど、広くて困るほどではないからいいかな。

HDMIケーブルは持ってなかったので↑を買った。amazonのレビュー見て不安だったけど、今のところ問題なく動いてる。新しいMac Book Pro買ったら、USB Type-C用にまた買い直さないといけないけど。。

まとめ

IKEAの机 + 中古のリープチェア + DELLのディスプレイでけっこう満足のいく開発環境を整えられた。

思ったより机の奥行きと椅子の存在感があるので、けっこう部屋は狭く感じるようになった。一人の生活に困るほどではないんだけど、人を家に呼ぶのはちょっと厳しそう。

でも、自宅で机に向かえる椅子があるのはやっぱりいいなと感じた。というのも、これまで家にいるときはソファーでダラダラすることが多かったけど、中古だけど新しい椅子に座るとけっこう気持ちがシャッキリする。これを機に英語の勉強を少し再開してしまったぐらい効果がある。

自分の作った開発環境が最強だとか言うつもりはないけど、なかなかコスパよくバランスのとれた環境を作れたのではないかと思っている。ネットでいろいろ情報を集めていて、なかなか自分のコンテキストに合う情報が見つからなかったので、自分みたいに1Kの一人暮らしで大きなこだわりのない人間の参考になれば嬉しい。