生産性向上ブログ

継続的な生産性向上を目指すエンジニアのためのブログ

2017 年読んでよかった本 8 冊

2017 年に読んでよかった書籍をまとめておきます。

去年も書いてるので興味ある人はそちらもどうぞ。

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The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて

The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて

The DevOps ハンドブック 理論・原則・実践のすべて

  • 作者: ジーン・キム,ジェズ・ハンブル,パトリック・ボア,ジョン・ウィリス,榊原彰,長尾高弘
  • 出版社/メーカー: 日経BP社
  • 発売日: 2017/06/22
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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個人的に今年一番はこちらです。間違いなく良書だと思うのですがほとんど話題になっているのを見たことがなく、メモとか感想文をブログにまとめようと思いつつできていません。

DevOps の理論と実践について解説した本です。「3 つの道」という言葉を中心に普遍的な理論や原則を書きつつ、Google など成功している企業の実践的な具体例も合わせて書かれていて、自分たちのコンテキストにどうやって落とし込んだらいいか考えやすいです。

この本を読むまでは DevOps は Infrastructure as Code とか Dev と Ops 仲良くしようみたいな組織論の延長ぐらいに考えていたのですが、どちらかというと継続的デリバリーとかの開発プラクティスの延長に近いと感じました。まさに自分が仕事で取り組んでいることに近かったので、いい感じに自分が今後やっていくべきことの言語化がされてよかったです。

習慣の力 The Power of Habit

習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)

習慣の力 The Power of Habit (講談社+α文庫)

人間の行動の多くを決めている習慣について書かれた本です。習慣のメカニズム、どうやって習慣が生まれるか、習慣の変え方、企業や社会活動で習慣がどのような役割を果たしているかなどが書かれています。

自分の習慣を変えるためのヒントはないかと思ってこの本を読み始めましたが、最初は売れなかったファブリーズがどうやって売れるようになったかなどの各企業の事例とかが予想外におもしろかったです。

脳を鍛えるには運動しかない!最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない!  最新科学でわかった脳細胞の増やし方

脳を鍛えるには運動しかない! 最新科学でわかった脳細胞の増やし方

  • 作者: ジョン J.レイティ,エリックヘイガーマン,John J. Ratey,Eric Hagerman,野中香方子
  • 出版社/メーカー: NHK出版
  • 発売日: 2009/03/20
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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運動と脳の関係について書かれた本です。とにかく運動すればすべてうまくいくと書かれています。

筆者のお気持ちと実験結果がややごっちゃになっている部分が一部あるのですべてを鵜呑みにしていいのかはちょっと怪しいのですが、どう考えても適度に運動したほうが人生良くなるのは間違いないので、運動のモチベーションを上げるために読むには最適の本だと思います。

自分はこの本を読んでから運動する習慣を再開できました。

世界で一番やさしい会議の教科書

世界で一番やさしい会議の教科書

世界で一番やさしい会議の教科書

ぐだぐだな会議を改善する方法を小説形式で教えてくれる本です。とても読みやすく、前に読んだ『ファシリテーションの教科書』よりわかりやすくておすすめです。

ファシリテートというと会議の進行役がやるイメージでしたが、この本だとそれ以外の参加者でも会議をより良くするためにできることはあるというところからスタートするので、誰にとってもとっつきやすい本だと思います。

小説形式なのでやや極端ではあるのですが、会議の問題については共感できるあるあるネタが多いので、会議時間をもったいないと普段感じている人におすすめです。

オプティミストはなぜ成功するか

オプティミストはなぜ成功するか

オプティミストはなぜ成功するか

ポジティブ心理学という楽観主義がなぜ成功するかについての研究方法とその結果について書かれた本です。

タイトルで怪しい自己啓発本のように見えますが、読んでみると結論に辿り着くまでにどのような対照実験が行われたかなど詳細に書かれており、科学的な見地から楽観主義について書かれています。そのせいで内容が長くなっている面もあるので、結論だけ知りたい人は適度に飛ばし読みしたほうがいいかもしれません。

単に楽観主義だとうまくいくという話だけではなく、どうやったら悲観的な人が楽観的な考え方をできるようになるかまで書かれているので、万人におすすめできる一冊です。

レガシーソフトウェア改善ガイド

レガシーソフトウェア改善ガイド

レガシーソフトウェア改善ガイド

レガシーソフトウェアの改善方法について書かれた本です。本の装丁から『レガシーコード改善ガイド』の続編かと思われますが、作者が違いますし書かれている内容もけっこう違います。

こちらは前に感想文を書きました。エンジニアの人生を豊かにしてくれる一冊だと思います。

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DEEP WORK 大事なことに集中する

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

大事なことに集中する―――気が散るものだらけの世界で生産性を最大化する科学的方法

生産的な仕事に集中するディープワークがいかに大事か、どうやったら集中できるかについて書かれた本です。

普段の仕事で些末なことに気を取られてなかなか集中できてないと感じたので読み始めました。結論から言うと集中できる環境をがんばって作るしかないという内容ではあるのですが、具体的な改善案が多いので個人的にはよかったです。

ソフトウェア開発者採用ガイド

ソフトウェア開発者採用ガイド

ソフトウェア開発者採用ガイド

Joel on Software の Joel さんが書いたソフトウェア開発者の採用ベストプラクティスです。電子書籍がないのがちょっと残念です。

今年はエンジニア採用に仕事で関わっていたので読んだのですが、エンジニア視点での採用という面でとても参考になった一冊です。世間で一般的な人事視点の採用本は自分が読んだ範囲だとあまり共感できないものが多かったのですが、こちらの本は共感できる部分が多かったです。

けっこう前に出版された本なので現在とは事情が違う部分もありますが、本質的な考え方はあまり変わっていないと思うので、ソフトウェア開発者の採用に関わる人におすすめです。もしくは、転職市場で価値をあげたい人にも参考になるかもしれないです。

まとめ

今年は読んだ本が多かったのか、たまたま良本に巡り会えたのか、去年よりはおすすめできる本が多かったです。

本を読んだらおすすめできるかはさておきブログでメモとか感想文を書こうと思っていたのですが、今年は全然できていなかったので来年は書く習慣を付けたいです。