今年もそろそろ終わりなので、2019 年に読んでよかった本をまとめておきます。
↑ 去年のまとめです。
目次
- GREAT @ WORK 効率を超える力
- 入門 監視
- DNS がよくわかる教科書
- フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
- 英語学習論: ―スピーキングと総合力―
- まとめ
GREAT @ WORK 効率を超える力
- 作者:モートン ハンセン
- 出版社/メーカー: 三笠書房
- 発売日: 2019/01/18
- メディア: 単行本
優れた業績につながる習慣について書かれた本です。
組織よりも個人にフォーカスして書かれているところが自分ごととして考えやすくてよかったです。本全体としても読者が取り入れやすいように書いてくれているので読みやすいです。
この本についてはもう少し詳しく記事を書いているので、興味ある人はそちらを参考にしてください。
入門 監視
- 作者:Mike Julian
- 出版社/メーカー: オライリージャパン
- 発売日: 2019/01/17
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
監視の原則と、ビジネス、フロントエンド、アプリケーション、サーバ、ネットワーク、セキュリティといったそれぞれの領域の監視戦略について書かれた本です。
監視についてチームで話し合う上でよい土台となる本だと思いました。
この本についても記事を書いてるので、興味ある人はどうぞ。
DNS がよくわかる教科書
- 作者:株式会社日本レジストリサービス(JPRS) 渡邉結衣、佐藤新太、藤原和典
- 出版社/メーカー: SBクリエイティブ
- 発売日: 2018/11/22
- メディア: 単行本
DNS について基本的な仕組みから実際の運用まで体系的に書かれた一冊です。自分は、DNS についての理解があやふやだと感じる機会があったので読みました。
JPRS(株式会社日本レジストリサービス)が監修しているだけあって正確な内容で、抑えるべきところを抑えています。図や例が多くて理解しやすいのもよかったです。
より詳しく知りたい人は RFC を読むのがいいと思いますが、ざっくり DNS まわりの体系的な知識がほしいという人におすすめです。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
フリーランスを代表して 申告と節税について教わってきました。
- 作者:きたみ りゅうじ
- 出版社/メーカー: 日本実業出版社
- 発売日: 2005/12/08
- メディア: 単行本
フリーランスなどの個人事業主向けに、青色申告などの申告や納税について書かれた本です。自分は特に青色申告する必要はないのですが、このあたりの仕組みが気になって読んでみたところ、とてもよくまとまった本だと思いました。
よくある帳簿の記入方法とかはこの本ではあえて書かれておらず、税金の根本的な理屈の話、具体例を元にした節税方法などに重点を置いて書かれています。
初版発行が 2005 年なので少し不安でしたが、自分が Amazon で注文して手元に届いた第 33 刷は 2018 年に更新されたもので、比較的最新の内容に合わせてアップデートされていました。(さすがに消費税は 10% ではなく 8% 時代のものでしたが)
この本だけで申告や納税についてすべてが解決するというものでもないですが、より自分に必要な情報を調べるための取っ掛かりとしておすすめできる一冊です。
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
エンジニアとして世界の最前線で働く選択肢 ~渡米・面接・転職・キャリアアップ・レイオフ対策までの実践ガイド
- 作者:竜盛博
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2015/10/08
- メディア: Kindle版
アメリカの IT 企業で働くことについて、筆者の体験を元に書かれた本です。滞在に必要なビザについて、就職方法、面接対策、企業文化、キャリア、レイオフなどなど、一通り書かれています。
単純に読み物として読んでもおもしろいですが、やはりアメリカで働くことに興味あるエンジニアが読むとためになると思います。
英語学習論: ―スピーキングと総合力―
- 作者:青谷 正妥
- 出版社/メーカー: 朝倉書店
- 発売日: 2012/09/25
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
学術的な研究をベースとして英語学習についてまとめた本です。筆者は京都大学で英語を教えており、実際に授業で使っている方法や教材を知ることができます。
単に英語学習方法を紹介するだけでなく、その方法がどういうエビデンスに基づいているのかということが丁寧に書かれているのでよかったです。
また、学習方法についても具体的な教材まで書かれているので、自分の英語学習にも取り入れやすいです。
難点としては、文章が少し読みづらいことです。特に、第 Ⅲ 部は興味がなければ読み飛ばしてもいいと思います。
全体としては、英語学習者が効率よく学ぶために読んでおいて損はないと思える一冊でした。
まとめ
去年と比べるとおすすめできる冊数が少し減った一年でした。年間で、最後まで読んだ本が 15 冊ぐらいで、途中で読むの飽きて積んでる本も含めるともう少しあるかなという感じです。
読みたいと思いつつ読めてない本は増える一方なので、来年はもっと読書する時間を確保したいと思います。